2012年10月30日

エンジンの圧縮比

NinjaのエンジンをGPz1000RXのエンジンに換装した時に、ついでにというわけでは無いけど、Ninja用のワイセコのΦ75とヨシムラST-1のカムを投入。エンジンも含め安価に提供してくれた友人に感謝です。


RXのエンジンにNinja用のハイカムやオーバーサイズピストンは付くことはわかっていたが、ちょっと細かいことが気になったのでメモ代わりに記しておくことに。

気になったのは圧縮比。Ninjaのセルがどの体の力があるか知らないし、どのくらいの圧縮比が限界かなども知らないけど、ストリートユースで圧縮比12.5とかは高すぎると思い、ノーマルが11なので、11.**ならいいんじゃないかと勝手に考え計算してみることに。

圧縮比は、以下の計算式で出されます。
総容量=<燃焼室容量+その他隙間容量>+<ピストンが往復する容積>
圧縮比=総容量÷<燃焼室容量+その他隙間容量>

ワイセコのピストンがノーマルと同じ圧縮比11ということなので、そこから<燃焼室容量+その他隙間容量>が求められます。

◇燃焼室総容量
 GPz900R Ninjaのボア×ストローク=72.5×55(参考)
 ワイセコ75を入れた972ccの場合 ボア×ストローク=75×55

 <燃焼室容量+その他隙間容量>=(((75÷2)^2×π)×55)÷11
 =24.298・・・・cc → <972燃焼室総容量> あくまで机上の計算

◇GPz1000RXに75ピストンの排気量
 GPz1000RXのエンジンのボア×ストローク=74×58(参考)
 ワイセコ75を入れた場合 ボア×ストローク=75×58
 RX総排気量=((75÷2)^2×π)×58×4=1024.944・・・・ オーバーリッターバイク

◇RX+75ピストンの圧縮比
 圧縮比=(RX総排気量÷4)÷972燃焼室総容量=11.545454・・ 
 おおよそ11.5ということになる。(机上の計算)

大幅に圧縮比が高くなることは無さそう。
クランクが重くなり、圧縮が上がるけどこの程度なら許容範囲でしょう。


実際にセルは問題なく回り、ノーマルエンジンの様にアイドリングする。
レデューサーをつけているので、クランクのケース内のポンピングロスの少ないので、まぁ問題無さそう。

しかし、ST-1程度のカムだと全く違和感ない。これがノーマルでも良いくらいと思ってしまう。電装系をウオタニ、先のレデューサーとバッテリーの力が強いのも幸いしているのかもしれない。すべてトータル性能が良くなったのだろう。組んでくれた人が良かったという事にして締めくくる。


今回エンジンを組んでお世話になったのは、「くるま屋ユウシン」

 遊心 〜くるま屋ユウシン〜

ここのオーナーは、現役プライベートレーサー。テイスト・オブ・ツクバでも大活躍です。自動車やバイクの相談なら是非ここに。忙しいので納期は要相談です。
いい仕事をします。
足回りの「Neo Tune(ネオ・チューン)」でも有名です。


2012年10月29日

バイクのスタンド その2

前後のスタンドを安価に手に入れたのはその1で報告したので、今回はその続き、V受けのはなし。

今回Ninjaのカスタムで、スイングアームにV受けのフックボルトの取り付けボス(座)を付けてもらった。なので、スイングアームにスタンドを掛けやすいV受けを付けたいと考える様になるのは自然の摂理(本当?)


しかし、フックボルトにV受けを掛けると、スタンド付属のL受けより数センチ上がる。ちょっと考えるだけで、フックボルトの位置で10〜15mm下がっている(持ち上げるときは高くなる)、L受けとV受けの引っ掛ける位置で10mmくらい。大体20〜25mmくらい上がってしまうと想われる。

持ち上げる高さが上がると、持ち上げるのに力がかかるだけではなく、バイクを高い位置にするので、その分不安定になるし、オイルなどのレベルを見るにはフロントも同じ高さに上げないといけない。総合的にあまりよくないと考える。

なんか良いのはないかと思いながら専門メーカーのサイトを見ているとこんなのがあった。
JTrip ZRX用V受け(JT-107S)
通常のV受けはこんな感じで受けが下に
落ちていないストレートタイプ
通常のV受けの取り付け状態


なんで、ZXR専用なんだろうと思いながら、もう買うき満々。通常のタイプが必要になったらまた買えばいいという安易な考え。
とりあえず、買ったスタンドにこの受けが取り付くか確認。

幸い自分が以前から持っていたレーシングスタンドもJTrip製。これに付いている受けが、今度買ったスタンドに付けば、問題ないはず。
確認したところ、取り付けの角パイプ内のネジ部のバリを取れば問題なく取り付く。
そう知ったら、もうポチっとしています。まぁ通常のV受けに比べて¥1,000ほど高いのはちょっと考えましたが、仕方ないとの判断。(スタンドが¥3,120で、受けが¥3,620というのはどうなんだろうw)

で届いたので早速確認。


これで見ると41〜42mm下がっているので、先の頭の中の計算だと16〜22mm現在の受けより下がるはず。

で、現在の受けでどのくらい持ち上がるのか確認。


55〜60mm、57mmくらいというところ。結構持ち上がっているんだな。これでもローラーのお陰で持ち上げるのに重くはない。
通常のタイプだとこの16〜22mmも上がるので、足し算すると73〜79mmも上がる。いやこれはやっぱり無いでしょう。


では、V受けはどうなのか。ZRX用(JT-107S)を付けて確認。取り付け前にV受けで幅が狭まった分、スタンドを力で広げて幅を合わせる。原始的だけど簡単で便利。

 見た目はあまり変わらず、スタンドをかける感じも似たようなもの。

当然、重くはなっていない。



V受けもいい感じでかかっている。では高さはどうか。


おー!40mmくらいだ!!
と言うことは、17mm下がり計算通りというところ。

 極端なはなし、5mmでも浮いていれば問題ないので、このくらいのレベルでは引くほどよいと思う。今回は狙い通りで成功。ローラーはやっぱりいいね。


バイクのスタンド その1

高校生の時からバイクに乗っているけど、改造は当たり前でやっぱりまずはエキゾーストということになる。
2ストでも4ストでもエキゾーストを交換すると避けては通れないのが、センタースタンド。若い頃は何も考えずセンタースタンドを外したが、バイクの保管はサイドよりもセンタースタンドが良く、リア周りのメンテナンスでもセンタースタンドは重要ということをとしをとってから思うようになる。
まして、Ninjaはサイドスタンドだとヘッドのオイルが左のオイル通路から落ちてしまうとのこと。カムかじりで有名なNinjaの保管はサイドではなく、立たせることが必要なので、センタースタンドの無いうちのNinjaくんはレーシングスタンドで保管することになる。

レーシングスタンドはフロントも、リアも持って行けど、10年ほど前にケチって買ったため、リアはローラーがついていない。

あと、基本はリアのスタンドで立たせるが、一人でリアのレーシングスタンドを使うのは結構大変。コツを掴んだり工夫すればなんとかなるが、もしものことを考えると保険が欲しくなる。

そこで考えたのが、フロントのタイヤを挟んで固定するスタンド。よくトランポで使われるやつ。しかし、10年ほど前の知識では2万円以上して高いという認識。
とりあえず、ローラー式のリアスタンドを検索し、安く良い物を探すことに(そんなものあるのか)。

今回、リアのスイングアームにレーシングスタンド用のフック取り付けボスを付けてもらい、フックを付けることができたので、これを活用したい。しかし、JTripなどのスタンドは、スタンド本体で1万円前後+V受け式でまぁまぁの金額。
いろいろ検索しているとこんなが引っかかってきた。
見つけた時の価格は¥3,120

お!これは即決か! と思ったが、このページをよく見るとタイヤを引っ掛けるフロントのスタンドもある。価格は...ん!?¥5,000を切っている!!!
これは¥4,950


しかも、¥5,000以上なら送料無料と言うことは、2つセットで買えば¥8,070で送料無料。これは買いでしょう。
購入し、組立は自分でやって、こんな感じになりました。




まず、フォロンとタイヤをクランプして、フロントのスタンドだけで自立させる。

当たり前だけど、この写真の様にフロントだけで立つので、後はリアスタンドをかけるだけ。












ローラーが付いているので、バイクの位置は動かず、楽に持ち上げることができる。

これで、第一弾は完了。その2へつづきく。

2012年10月28日

バイク復活計画 完結

90年代に限定解除(当時は限定解除だった)をして、最初に乗った大型バイクが、A8のNinjaだった。
エンジンの能力の半分も使わない、6,000回転くらい引っ張れば、中型二輪を含めた交通の流れをリードでき、フル加速すると中型二輪では味わえない圧倒的な加速の世界に導いてくれ、その刺激たるや脳内に怪しい快楽の物質を流し込まれたような、パワージャンキーにとって最高の乗り物と思わせるに十分なもの。(もっともNinja以上に速いバイクは腐るほど有りますが)

しかし、コーナーリングは大型バイクの乗り方を理解していないため、なんとなくうまく曲がれていないフラストレーションを感じる状態。
そんな気持ちがDUCATIへと導き、95年型の900SLを手に入れる事になった。
圧倒的な加速は無いけど、中型バイク程度は十分にぶっちぎる実力はあり、Lツインの軽快な乗り味を堪能し、Ninjaを乗る機会も減ってきて、最終的に車検切れと共に乗ることはなくなった。

それでも、結婚やそれに伴う2回の引越しにも同行させ手放す気はなかった。(だって手放したら、手に入れること難しいと感じていたから)

DUCATIはそれなりに気に入っていたマシンだけど、足回りに不満があり、全くしなやかさとは無縁のサスゆえ自分の走りが決まらない感じ、金かけてサスをいじるなりオーリンズにすれば、あとは走りの工夫で随分まとまるはずだけど、金をかける余裕もなく(その時はそこまでの思い入れが無かったのか)結局Ninjaとは違うフラストレーションを抱えることになり、子供ができたこともあって乗らなくなってきた。

子供も小学生になり、もう数年で親から離れることを考えると、そろそろ自分の趣味を持っておかないと、週末がつまらなくなる(奥さんはどうするのかという声も聞こえますがw)ので、いろいろ考えた末バイクを復活することとなった。


復活の過程はその1、その2、その3、その4のとおり、友人とバイク屋さんと車検屋さんに協力してもらい、なんとか10月14日のツーリングに間に合わすことができた。
感謝感謝です。

国産バイクの良い所は、「乗りやすい」「改造パーツが豊富」「いろいろな部品が安い」「改造方法のノウハウが豊富」などで、比較的容易に改造できてしまう。
元のバイクの能力次第だけど、結構速くもなる。
特にカワサキ系は同類のエンジンを長年バージョンアップして使うこともあり、純正品を使った改造もできるのが利点。

今回のNinjaもRXのエンジンをベースに快速ツーリングマシンへと進化させることに成功でき。これ以上は定番のGPz1100のエンジンへの換装(友人のバイクがそう)となる。これは素晴らしいNinjaになり、ZZRのフルパワーカムを入れれば現在のマシンにも十分通用する。(10年後に考えます)

コーナーリングに関しては、DUCATIで学んだことやレースの真似事で学んだことで乗りたが進化しているので、昔よりまともに扱えるようになり、先日のツーリングではそこそこの走りはできたと思う。(納得できる走りにはまだまだだけど)

レデューサーをつけたことでエンジンのキャラクターも変わり、慣れが必要な感じだけど対話でき、長い時間付き合えるバイクを手に入れ、これからが楽しみ。
金はかかったけど、やって良かった。




最後に今回のお世話になったところ。
遊心 〜くるま屋ユウシン〜
オートスタッフ末広
車検のタキヤ
何かあったら、便りになります。


2012年10月10日

バイク復活計画 その4

先日の3連休で無事バイクが仕上がりました。
ここまでたどり着くのに、バイク屋さんや周りの協力者に恵まれ、なんとか予定通りにできました。(実はこの週末にツーリングに行く計画)


ドライブスプロケットカバーもノーマルに戻し、ジェントルな感じでまとめていますw


マフラーはOVER USAを改造し、ミハラスペシャリティのサイレンサーを付けてオリジナルマフラーに仕立てています。

ノーマルのステッププレートを使っているため、ダラーっとした感じですが、個人的には気に入っています。




そして出来上がったところ。
やっぱりNinjaはカッコイイと自己満足です。


リアを17インチにしているので、若干尻下がりです。

車高は乗りながらゆっくり調整します。









家から出ていく時は、埃まみれでサビが多く、状態は決して良くなかったのですが、面倒見てくれたオートスタッフ末広さんのお陰で、きれいな状態になりました。
感謝感激です。

オリジナルのバイクを作るだけあって、加工はお手の物、素晴らしい仕上がりです。
最初のツーリングは慣らしになりますが、楽しませてもらいます。

2012年10月6日

バイク復活計画 その3

Ninjaの製作も順調にすすみ、ついにエンジンに火が入りました。
その制作過程です。

 塗装が終わった部品を組み立ていきます。
フロントフォークを組んでタイヤを取り付け、ブレーキも組みます。黒のbremboって素敵ですw


リアのスイングアームに届いたフローティングのキャリパーサポートを付け、いわく付きのキャリパーを取り付けます。
これはこれで、格好いいですw

フロントビューはこんな感じ。
まだスクリーンやミラーを付けていません。
















このあと、淡々と作業が進み、エンジンの点火系など伝送部品も取り付けられ、キャブのOHも完了。

いろいろな方のご強力により、エンジンに火が入り無事動くことを確認しました。



ブレーキホース以外はほとんど組み立てられています。
今回のテーマはノーマルのイメージを残すということ。ただし、諸事情により、センターカウル、アンダーカウルは付けません。






フロント。
ブレーキディスクはSUNSTERの5.5mm厚。
インナーが黒で、黒のbremboとオソロにしています。
 左サイドビュー
意識を失っていた時に間違って買った(w)クラッチレリーズ・フォライブスクロケットカバーですが、街乗りユースという事と、今回のテーマにはそぐわないので、ノーマルに戻します。
こんな如何にも改造しました的な部品は好みでは無いのです。
なんで買っちゃったんだろうw



左後ろから

サイドカバーを外しているので、キャブのファンネルが丸見えでちょっと凄みがあります。

リアは17インチにしているので、若干車高が下がっています。
乗りながら様子を見て、サスで車高を調整します。
もしかしたら、サイドスタンドは延長のものに換えるかもしれませんね。


これがウオタニのSPⅡのコイルです。

ノーマルは、エンジン上のフレームに取り付けられていますが、デッドスペースの多いフロントカウル内に移動しています。

永井電子のウルトラプラグコード。ウオタニ対応品で、差し込むだけで取り付けできるように仕上げられています。

上から見たところ。

リアタイヤは170/60-17
Ninja用のホイールにやや細めの170なので、チェーンは、オフセットスプロケットを使わなくても取り付けられます。

それでも、ノーマルのチェーンカバーは逃がしを作らないと干渉します。

ギリギリなので、走ってるうちに当たりそう。

さぁ、いよいろ完成目前。もうひと頑張りです。
出来上がったら、改造申請とともに車検をとっていよいよ乗り出しです。

楽しみ〜

2012年10月2日

バイク復活計画 その2

前回は計画の内容を記しました。
今回はバイク屋さんに運ばれた後どうなっているかの報告です。



各部整備のためバラバラ状態のNinjaくん。













購入部品が全て揃ってなく、塗装工程に出す前の状態です。

 塗装に出す部品はまとめておきます。
 このあと、塗装屋さんに部品を出し、幾つかの部品が揃い始めて、作り物と同時に組立工程に入ります。

 塗装から上がってきた部品です。
パウダー塗装で結構綺麗です。

スイングアームも塗装に出していました。
オーリンズのサスのOHも終えているので、組み立てています。





スイングアームを黒くすると引き締まります。


そして今回のいわくつき部品、bremboの通称カニキャリパー。

ヤフオクてむちゃくちゃ安いのでおかしいなぁと思いつつ落札しましたが、どうやら偽物らしい。

本物のカニと比べてみましたが、若干形状が違うところがあります。


まぁこれも愛嬌とということで、フリュードが漏れず、制動が確かであればいいので、とりあえず今回これで行く事にします。

どんな感じになるか楽しみです。
続きはまた今度。